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H-024

ハイパー・仮面 ライダー1・旧2号改造バージョン
メーカー:海洋堂 原型師:木下隆志
サイズ:1/2ソフビ 

今回は、旧1号の栄光の影に隠れている旧2号を製作してみました。陰の旧1号と陽の旧2号、改造人間からヒーローキャラクターとなった仮面 ライダーは、子供だった私の眼には1号より旧2号の方が派手で魅力的に見えたのが当時の印象でした。
ストーリーも第2シリーズの方が面白かったと記憶しています。
製作のコンセプトは、旧1号モデルのこのキットを完璧な旧2号にすることでした。
しかし、資料を見れば見るほど旧2号のバリエーションの多さに気づき、あらためて旧2号の衣裳の分析をすることになりました。ムック本の解説も時代によってさまざまで、当時はいかにいい加減な記事で旧2号を作り上げていったかもわかりました。それは、解説者が評論家であって制作者(技術者、職人)ではないからだと思われます。又は当時は正確に分析する、こだわるという意識が薄かったのも要因があるのかもしれません。
さて、本題にもどりますが、製作再現した旧2号は、初期タイプで鼻のフチが塗装されているツヤのない濃緑のマスクで、ビニールレザータイプのものです。なぜなのかといいますと、このキットは旧1号タイプであり鹿皮革スーツを再現してあります。しかし、変身ポーズのスーツよりは彫り込みがあまくサフェーサーを厚吹きすれば、ビニールレザーに変身するためです。ツヤのある布製よりもツヤのあるビニールレザーの方が見栄えのするのも理由の1つです。
その他パーツの1つ1つを2号に変えていくのは当たり前ですが、もっとも気になるのはこのキットのポーズです。
別名ヒゲダンス(志村けん)ポーズの旧1号ともいわれている、このポーズを変更するのが最大の課題であり、いかに旧2号らしくなるかもポーズ次第なのです。
今回の設定は、岡田氏の扮した旧2号です。少し小柄な印象のものです。但し当時の岡田氏は短髪でしたが・・・・・。
当時の資料にも旧1号の身長180cmに対して旧2号は身長172cmとありましたので、もっとも旧2号らしいのは岡田氏バージョンだと勝手に決めました。

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