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H-025

ハイパ仮面 ライダー2・デラックス

メーカー:海洋堂 原型師:木下隆志
サイズ:1/2ソフビ 

今回のテーマは、よりリアルにということで、原点にもどりあらゆる資料を再考証して製作しました。今までの作品は、キレイに塗装、雰囲気をもたせてスレ具合を中心に行ってきましたが、何か物足りないのも気になっていました。その気になるところを今回はすべて変更しています。
前回までは、クラッシャーの中に写真を入れて口部の表現をしていましたが、やはり立体感がなく今一歩というところでした。現在まで販売されたモノの本郷猛の顔をじっくり観察してみましたが、どれも似てはいるのですが、本郷ではなく藤岡弘さんで、当時の若き表情ではありませんでした。なぜかコワイ表情の力んだモノばかりで、私のイメージするものではありません。
まったくの藤岡さんを作ったら色々版権もあるので、資料等を見ずイメージだけで製作してみました。最初の原型の時は鼻が高かったのですが、マスクとの取り合いが悪かったので、低くカットしました。取付は原型をキャストにおきかえたものを塗装し取り付けています。唇のシワや鼻ひげのはえかかった、少し青味がかった表現を描いています。マスクとクラッシャーは接着していないので、クラッシャーを閉じることや開き加減もお好みで調節することができます。
その他の変更は、アンテナ取付部の角度や付け根の少しメッキが剥げて真鍮のところが見えている表現、ベルトの飾りボタンを着色透明樹脂で製作、タイフーンの風車のグラデーション、風車の下穴のパンチングによる穴開け、右側のサイドボックスの隙間の表現(電池ボックスだったため、その配線類が少しみえている。)ウィッグ(付髪)による後頭部、マスクの耳あても本革に変更、タイフーン、サイドボックスの少キズの表現、黒スーツのスレの表現、よりリアルなグローブの皮切り口部の表現(一度切り離し、再接着)付属マフラーを使わず、布地屋で購入したモノを使用、その他色々あり書ききれませんが、言えることは、今まで作ってきたものとは、まったくの別 物ということは言えるでしょう。
目玉は、音声ユニット搭載です。ベルトのスイッチで、Cアイ・Oシグナルが光り、タイフーンの風車が回り、なんと「ライダー変身」と本郷の声がなることです。
(実は、パンプレスト景品の本郷貯金箱のギミックを使用しているだけなのですが・・・)
色々書きましたが、現在の持てるテクニックをすべて使った究極の完成品です!

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