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H-041

仮面 ライダー旧1号
メーカー:ビリケン
原型師:ハマハヤオ サイズ:32cm・ソフビ

今回のキットには、詳細な塗装解説が付いており、完成見本はホビージャパン11月号にて発表されています。青っぽいライダーで、どちらかというとメディコムのデラックス2001の旧1号みたいな色に仕上がっています。組立も曖昧な所を残したままで、キットのまったくのストレート組み上げで、メーカー作例としては正しいのかもしれません。
当店は完成品ショップとして、ライダー・ウルトラマン・ゴジラの商品を主力の3本柱としていますので、もちろん旧1号は、その中でももっとも力を入れている商品でもあります。このキットの発売を楽しみにしていました。しかし、いざ商品を手にしてみると、ソフビの限界なのか・・・、結構モールドがあまく、まったりとした仕上がりになっており、このことは反対に作り手によってどのようにも変化するキットなのだと、逆に感心いたしました。
さて、作例ですが、改造点としては、まずスーツがビニールレザー風仕上げになっているので、ここは旧1号らしく鹿皮風のシワをスーツ全体に1本1本手彫りで彫り込んでいきます。これだけで1日を費やすことになりました。ただ適当にシワを描くのではなく、本物の鹿皮革のグローブを手元に並べておこなったので半分ぐらいはそれ風になっていると思います。
次にマスクのクラッシャーの厚みが厚いので向かって右側は、パテで薄く、左側は削り込んで顔肌が見えるように加工しました。
それとアンテナが差し込み式の細い軸になっているので、マスク側にひとまわり大きいパイプを取り付けました。
グローブは差込口を切り開き、ステッチも1本1本彫り込んでいます。 スーツはチャック目がないのでこれも、1本1本彫り込みました。
このキットの最大の欠点であるコンバーターラングの風穴があいていないので、これもカットしました。 ベルト部は後のベルトループが2箇所ついているので、向かって左側をカットし穴を4個あけました。 タイフーンの風車のセンターネジがないので、ここも追加。 サイドBOXは、ピンで浮かせる様にして中の配線が見えるようにしています。
レバースイッチが丸棒になっているので、これも平べったく太く加工。 ブーツは下半身一体型で作られているので、チャックの所を切り開き立体感をだし、チャック目がないのでこれも彫り込みました。
塗装は、キレイ塗りではなく、またヨゴレ塗りでもなく、当店自慢の下地がスレて見えるような、スレ塗装で仕上げました。細部にもこだわり、皮革製品の切り口は塗料がつかないので、それ風に皮革色で塗ってあります。

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