エレキング

メーカー：ビリケン　原型師：須合潔貴 　サイズ：30cm・ソフビ　

ウェーブのエレキングと比べるとだいぶ小さいキットですが、書き込み数はいっしょなので、小さい分、黒の模様書きは時間がかかりました。マスキングする訳にはいかず、ひとつひとつ手書きで描いていきます。更に、斑点が頭からしっぽまで数え切れないほどの個数があるので、バランスがとれるまで、一個一個点をうっていきます。この点もいい加減にはできず、資料を見ながらその場所にどれぐらい集中しているかを考えながらうっていきます。
私はマーカーで大中小のサイズを変えてうっていき、テカリを押さえる為に仕上げにはつや消しクリアー でテカリ押さえました。
角は単色で塗るのでは泣く、微妙なトーンを変えたクリアー系で重ね塗りをし、深みを出します。
仕上げに少しホワイトパールをかけ、次にクリアーをかけ、更に深みを出していきます。
今でもあまりはっきりとわからないのが尻尾の点々で、資料もバラバラでこれが正解というものが
みつからないので、尻尾のポーズによって変えています。たぶん撮影時の補修とかで、点々の位 置や数も変化していたのかもしれません。
今回は、お客様の希望により、またわたしも作ってみたかった結構薄汚れた、黄色みの強い感じに仕上げました。